「格安スマホ」の料金プランを見てもらうと、通信速度「最大150Mbps」や「200kbps」という数字を目にすると思います。
この「Mbps」や「kbps」というのはネットワークを使って1秒間にデータをどれぐらいやりとりするできるかという回線速度を表しています。
この速さが早ければ早いほど、WEBページの表示が早くなったりyoutubeの動画の読み込みが早くなります。
回線の通信速度とは
回線の速度は大きく分けて「上り」と「下り」にわかれます。
「上り」はデータをインターネットを使ってネット上にアップロードする際の速さです。LINEなどで画像を送信する時が「上り」に当たります。
一方、「下り」はWEBサイトなどのから画像をスマホにダウンロードする際の速さです。LINEの写真を見るためにダウンロードするのが「下り」にあたります。
通信速度の速さを表す規格には大きく2つあり、「b」ビットを使ったものと「B」バイトを使ったものがあり、それぞれの関係は「8b=1B」となっています。大文字、小文字で意味が変わってくるのはややこしいですね。
このB(バイト)という単位は、みなさんにも馴染みが深いと思います。そう、スマホのストレージの容量・SDカードの容量などにも使われていますね。
また、WEB上で扱われるファイルに関してもB(バイト)でファイルの大きさが示されていることが多いと思います。
「最大150Mbps」は「150メガビットパーセコンド」を意味していて「1秒間に最大150メガビットのデータのやりとりが出来る」ということを指しています。(1Mbはざっくり1000kbです。)
つまり、上記に出てきた「最大150Mbps」と言うのは「最大18.75MBps」と同じ意味になります。
これは、1秒間に最大18.75MBのファイルをやりとりできるということを意味しています。
「8Mbps」なら「1MBps」を意味していて、1秒間に1MBのデータのやり取りができることになり、2MBの写真をダウンロードするには2秒かかるということになりますね。
ちなみに頭に最大がついているものは、ベストエフォートでの数値(理論上の最高値)になっていて、実際でても半分ぐらいの場合も多いのです。(1/4ぐらいの場合も多いけど)
回線の速度は、場所や時間帯によって回線の混雑状況が変わるために大きく変わる場合が多いです。
「格安スマホ」は、「キャリアスマホ」に比べて速度が出ないことが多いと言われています。ただし、遅くなったとはいえyoutubeでフルHD(1980*1080)の解像度の動画の再生に必要な回線速度が3.5~4Mbpsと言われているのでスマホでの一般的な用途を考えれば十分な場合が多いです。