格安スマホの動向についていつも調査をしてくれているMMD研究所から最新の格安スマホのシェアが発表されたので紹介していきます。
調査は今年の3月頭に15歳から69歳の男女に向けて行なわれていて、サンプルするは約35,000人と結構大掛かりな調査になっていると思います。
それでは少しずつ紹介していきます。
格安スマホの業界シェア2015年3月
まずは全体の中でどれだけの人が格安SIM・スマホのサービスの契約をしているかというデータです。
調査結果によると格安SIM/スマホの利用者は全体の11.5%(約4,000人/約35,000人)とのことです。
国内の携帯電話の契約数が1億5000万件で、MVNOの回線契約数が1100万を超えたとのニュースも最近ありました。それに近い結果が出ているのではと思います。
さてこの後は格安スマホの利用者に対するデータです。つまり大体4,000人が基準となってきます。
まずはみなさんが気になっているシェアから見ていきましょう。
格安スマホのシェア
単純にこの表を見る限りのシェアは
第1位 OCNモバイル 16.4%
第2位 楽天モバイル 15.9%
第3位 IIJmio 11.3%
となっています。
楽天モバイルの伸びが凄まじく、1位のOCNモバイルに迫る結果になっています。
また注目すべきは、2月27日にスタートしたイオンモバイルが既に4.3%のシェアをとっているところです。調査は3月頭なのに凄いですよね。
おそらく次の調査では上位に食い込んでくるでしょう。
もう1つの見方をすると業界的なシェア1位はIIJmio/みおふぉんを運営しているインターネットイニシアティブではないかと思います。
・IIJmio 11.3%
・BIC SIM 5.6%
・DMMモバイル 5.1%
・イオンモバイル 4.3%
BIC SIMはIIjmioの販売代理店であり、プラン等はIIJmioのものをそのまま利用しています。
また、DMMモバイルとイオンモバイルはIIJmioがMVNEとしてネットワークの設備等の運用をしています。
こう考えると、25%程のシェアになり1位は圧倒的にIIJmio/みおふぉんのグループといってもいいのではないでしょうか
続いてプランごとのシェアの割合です。
データプラン・音声通話付きのプランごとのシェア
総数を見るとデータプランの契約が55%で音声通話付きのプランが45%程と大体半々で使われているようです。
他には特に音声通話付きのプランでの楽天モバイルのシェアの高さが目につきます。
おそらく楽天市場のメインユーザーの層と格安スマホを求めるユーザー層がマッチしているのに加え、積極的なプロモーションの効果なのではないでしょうか。
まとめ
格安スマホのシェアに関してはIIJmioグループ・OCNモバイル・楽天モバイルの3強になっているようですね。
つづいて、mineo(マイネオ)・ビックローブがそれを追いかけている形です。
特にIIJmio/みおふぉんに関しては技術面での大きなアドバンテージがあるのではないでしょうか。そうでなければMVNEでの採用もないでしょうから。
格安スマホを選ぶ際に重要なサービスの継続性や、通信の安定度に関してはやはりシェアが高い(ユーザー数が多い)ほうが有利ですので選ぶ際の参考にしてください。
もっと詳しいデータを見たい方はMMD研究所のページを見て下さいね。
Link : https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1538.html