格安スマホを理解する上でこれから紹介する「MNO」や「MVNO」という言葉は欠かせない存在になってきます。
この「MNO」や、「MVNO」という言葉は普段の生活ではほとんど聞く機会がないと思うので、「なんのこと?」という人が多いと思いますが格安スマホのことを知る際にはそこそこ出てくる言葉なのでしっかりと覚えておきましょう。
「MNO」とは
MNOは「Mobile Network operator」の略語になっています。MNO自体の意味としては
携帯電話の基地局や、回線網(ネットワーク)を自社で持っている移動体通信事業者のこと
つまり、日本に当てはめて考えると、3大キャリア(NTTdocomo・KDDI(au)・softbank)のことをMNOと指します。基地局の設置や、ネットワーク網の構築に多くの費用がかかるので国からの許可を得られる事業者は1つの国に3~4社となっています。
このサイトでは、MNOのキャリアによってい提供されているスマホをキャリアスマホとします。
「MVNO」とは
続いて、「MVNO」の説明です。
「MVNO」は「Mobile Virtual Network operator」はの略語です。「MVNO」自体の意味としては
MNOの基地局やネットワークを借りて通信サービスをしている事業者のこと。
つまり「MVNO」事業者は自身で基地局やネットワーク網を構築しているのではなく、既に「MNO」が構築したネットワーク網を借りて通信サービスをしています。
そして、このMVNO事業者が提供してる通信サービスがいわゆる「格安スマホ」です。
キャリアのようにネットワーク網や基地局を自前で用意する必要がなく、設備投資等が少なくて済むためキャリアスマホよりも、安い価格での格安スマホが提供可能になっています。
現在「MNO」の中で設備のレンタルをしているのはNTTdocomoとKDDIの2社のみとなっています。
また、数十社あるMVNOの業者が借りている回線のほとんどはNTTdocomoのネットワーク網です。KDDIのネットワークを使用している業者は2015年1月現在で2社のみとなっています。
今後の成長が見込まれる分野ということもあり今後も新規参入してくる事業者は多くなると思われます。
キャリアスマホと格安スマホの両者の違いに関しては「格安スマホ」と「キャリアスマホ」の違いの項目を確認して下さい。